動くなと言われても、行くあてなどあるはずがない。
ディオのできるのは、
膝を抱えて座り込み、
ただ彼女の機体を見送るだけ。
さほど行かないうちに、機体は海に落下した。
暗闇の中でもそれとわかる激しい水しぶき。
「ダ……ダナ!ダナ!!」
声をあげるが、返事はない。
頭の中が真っ白になった。
動くなと言われたが、この場合は例外だろう。
慌ててブーツをふりはらうように脱いで、飛行服に手をかける。
苦労して上半身を脱いだところで、
何かがこちらに向かってくるのに気がついた。
波の間をぬってこちらに向かってくる赤い頭。
月の明かりで、それだけがくっきりとういて見えた。
泳いできたダナは、
手近な岩につかまって一息ついてから、
ディオのいるところまであがってきた。
ディオのできるのは、
膝を抱えて座り込み、
ただ彼女の機体を見送るだけ。
さほど行かないうちに、機体は海に落下した。
暗闇の中でもそれとわかる激しい水しぶき。
「ダ……ダナ!ダナ!!」
声をあげるが、返事はない。
頭の中が真っ白になった。
動くなと言われたが、この場合は例外だろう。
慌ててブーツをふりはらうように脱いで、飛行服に手をかける。
苦労して上半身を脱いだところで、
何かがこちらに向かってくるのに気がついた。
波の間をぬってこちらに向かってくる赤い頭。
月の明かりで、それだけがくっきりとういて見えた。
泳いできたダナは、
手近な岩につかまって一息ついてから、
ディオのいるところまであがってきた。



