「器」を失った人々には、それに代わる対価がもたらされている。

そして、それに気がついた人物がいた。

その最初の人物は、まずは仲間を探すことにした。

すると、思いのほか多くの仲間が集まったことでまた新たな発見があった。

それは、それぞれもたらされた対価は違うものだということだ。


その人物は、それぞれの力を合わせれば「器」を取り戻すことも可能だと確信し、改めて「幸運の器」奪還のための組織を作った。

そしてその組織は、長い時を脈々と受け継がれ今に至っている。


~プロローグ 完~