甘めな恋愛ショート集




コータは飴の袋を
ぽい、と捨てた。

風がさらう。

「…レモンの味、する?」

気が付いたら


レモンの匂いが
ふわっ、として
コータの唇が
重ねられていた。

卑怯だ。