甘めな恋愛ショート集




いつの間にか
手は
アタシより大きくなっていた。


「………カナ」

まっすぐ
海をバックに見つめう。

なんだかロマンチックで
幻想的。

コータが、なんか、甘い。

「…キスしていい…?」

その声が
微かに震えていた気がした。

アタシは
もぅ、と
少し笑って

「良いよ」

そう言った。