「ただいま」 勝彦は今日もそう言って私を抱きしめる。 ふわっと甘い香りがする。 香水を使わない彼の、自然な香り。 私を幸せにする、彼自身の香りだ。 「おかえり」 私がそう言うと優しいキスをくれる。 甘いキス。 彼はきっと、砂糖か何かでできているんじゃなかろうか。 そう思ってしまうくらい、彼は甘さを私にくれる。 甘やかしてくれるし。 そんな勝彦が、私は好き。 大好き。 愛してるんだと思う。 だから、本当のことを知りたい。 「かっちゃん、話があるの」