やばいと思いすぐに離れた。 「今見た? こいつこけそうなってやんの~。 倒れてきたおかげで 俺おもっきり背中打ったし」 たろうはフォローしてくれた。 「ななちゃん酔っ払いか? 気ぃつけや~」 新人の作業員はそう言って トイレに入っていった。 「たろうちゃん…ごめん」 一番してはいけない事をしてしまい すごく落ち込んだ。 私たちの関係は誰にも 知られてはいけない。 だから安易な行動は取れないと つくづく思った。