「何かあったらゆうてこいよ。 俺はいつでもお前を守るから」 そう言って去っていった。 たろうありがとう… 心の中で何度も呟いた。 家に帰るとまこから電話があった。 「どないしたん?」 私は聞いた。 「彼女と別れた」 まこはそう言った。 「そうなんや」 それだけしか言わなかった。 「明日会える?」 聞かれたので頷いた。 「また明日行く前連絡するわ」 そう言われて電話を切った。