ジュリエットに愛の花束を。



「でも、本当に今まで話したのなんか数回なんだよ?

……絶対におかしい。なんか裏がある気がする」

「瑞希の事狙ってるわけじゃないなら、なんで毎日プリン買ってくるんだよ」

「……やっぱり、何か盛られてるのかな」

「おま……っ、ふざけんなっ!! 毎日そのプリン食ってんの俺だろぉがっ」

「それか……樹の事狙ってる、とか」

「あ……?」


顔を強張らせた樹を、眺めたまま続ける。


「だって、あたしじゃないなら、樹……でも、なんであたしにプリン渡すんだろ。

ぶくぶくに太らせて樹に見捨てられるように?」

「何年計画だよ。プリンいくつ食えばそんなぶくぶくに太るんだよ。

怖えよ、松永」

「……ねぇ、松永ってさ、本当にそっちの人だった場合って、どっち側として樹を好きなんだと思う?

樹に攻めて欲しいのかな、それとも樹を……」

「ふざけんなっ! 

もし、万が一、松永がそっちの趣味だったとしても、彼女のおまえがそんなわくわくして聞いてくんなっ!」

「だってちょっと楽しいじゃん」