『傍にいたい』 何度もそう伝えたくなった。 傍にいたいって……、あたしの願いはそれだけだったから。 何度も何度も、そう言おうか悩んだ。 ……でも。 言って、樹があたしの傍にいてくれたって。 例え、それが樹の意思でも。 あたしは、絶対に後悔するって分かってたから。 消去法で消していったら……、 「別れ」しか、残らなかったから。 一番選びたくなかった選択肢しか……、 残らなかったから。 だから……っ。 昨日隠した感情を言葉にしたあたしを見て、樹が小さくため息をつく。