アリサさんの後ろ姿を見ながら言う樹の横顔を見ながら、小さく笑う。
突然、樹の隣を歩く事が久しぶりだって事に今頃気付いて、変な緊張が走る。
だけど、視線に気付いて「ん?」なんて微笑みかけてくれる樹に、あたしも微笑んで首を振る。
樹から繋がれた手を握り返しながら、アリサさん達の後ろを歩いた。
着いた場所は、学校近くの公園。
遠くの方で、フリスビーで遊ぶ子供の声が聞こえる。
だけどそれ以外はとても静かで、木の葉が風で揺れる音が聞こえるくらいだった。
大きな公園の隅っこで足を止めたアリサさんが、あたし達をくるりと振り返る。
「ごめんね、瑞希さん。
瑞希さんの悩みの元凶は、全部こいつのせいだったみたい」
「え……松永の?」
「つぅか、瑞希は何をそんなに悩んでたんだよ」
割り込んできた樹が、少し怒りながらあたしを見る。
樹には相談も何もしてなかったから、きっとその事をちょっと怒ってるんだ。
本当なら今日言おうと思ってたのに。
すっごいバットタイミングだし。



