ジュリエットに愛の花束を。



「ちゃんと瑞希さんに話した?!」

「……ま、まだ」

「何やってんのよっ!! 朝一で謝らなくちゃダメだって言ったでしょ?!」

「だって、姉ちゃん……」

「だっても何もないっ!!」


教室に残ってた学生は、2人のやりとりにあ然としていた。

そんな中、隣にいた皐があたしを肘でつつく。


「今、松永、『姉ちゃん』って言ったよ!

あの気に入らない女、松永の姉妹だったんだー……あ?

じゃあっ、松永を影で松永を操ってた女って……っ」


興奮状態の皐がそこまで言った時、松永を引きずるアリサさんがあたしを見た。


「瑞希さん、ちょっといい?」

「あ、はい」


なんだろうと思いながら教室を出ると、迎えにきた樹とちょうど鉢合わせになった。


樹はあたし達3人を見ると、眉をしかめる。