ジュリエットに愛の花束を。



「はぁー……」


お兄ちゃんとの思い出に笑えそうになったのに。

気分がどんどん沈んでいく。



似合わないとか、他人に言われる事じゃない。

樹があたしでいいって言うなら、それでいいんだから。


そう思うのに。



自分でさえ、樹と自分が釣り合ってると思えないなんて。

そんな情けない事ってない。


「……今まで適当に過ごしてきたツケなのかも」


適当は適当なりに頑張ってきたつもりなのに。

そこんとこ見てなかったのかな……神様は。


見逃すなよ。なんて文句を言った後、罰が当たったら嫌だと思って一人で謝る。



『神様ぁ? いるわけないじゃん。いたらもっと世界は平和だって』


皐の声が聞こえてきそうで、呆れ笑いをこぼしながらベッドに顔をうずめた。