何がどうなってこうなったんだろう。
アリサさんが樹に気があるのは、なんとなく気付いてたけど……・
でも、なんでこんなタイミング……。
人が珍しく凹んでる時に、さらに追い討ちをかけるようなタイミングで……なんで?
あたしに恨みでも……。
まぁ、なくはないのか。
『恨みっこなしで行きましょうね』
アリサさんの自信に満ちた笑顔が浮かんで、大きなため息をついた。
大体、アリサさんって完全にモテるタイプだし。
しかも自分がモテるのを知っていて、その上で、どうやったらよく映るのかとかも分かってるタイプ。
……ライバルとしては最悪なタイプ。
負けないでよね、なんて簡単に言うけど、普通に考えたら絶対に負ける気がする。
っていうか、相手が樹じゃなかったら、絶対に完全に100%、アリサさんを選ぶし。
別に、自分を控えめに見てるわけじゃない。
ただ……、冷静に、できるだけ第三者として見た場合に、そう思うだけ。



