それから、五年後。 僕は、自分を俺と呼ぶようになり、 背も伸びたし、 声も太くなった。 だけど、愛との関係は何一つ変わっていなかった。 「ご主人様、今年の誕生日プレゼントは何にいたしましょう?」 なんて、平然と言う。 愛は知らないんだ。 俺の一大決心を。