ひとしきり泣いてすっきりして顔をあげると、
目の前にあるマサさんの鼻は赤くなっていた。
寒いよね。
寒いよ。
自分は泣いてるから体がカッカしてたけど、
マサさんはそうじゃないもん。
「ごめんなさい。マサさん」
「ううん」
マサさんが優しくほほ笑む。
だけど、せっかく用意してくれたケーキも一口だけしか食べなくて、
コーヒーだって冷めちゃって。
なんだか申し訳ない。
「ケーキ、まだ食べる?」
「はい」
差し出された紙皿を受け取って、口にパクパクと入れる。
泣いておなかがすいたのかも。
今度は素直においしかった。
目の前にあるマサさんの鼻は赤くなっていた。
寒いよね。
寒いよ。
自分は泣いてるから体がカッカしてたけど、
マサさんはそうじゃないもん。
「ごめんなさい。マサさん」
「ううん」
マサさんが優しくほほ笑む。
だけど、せっかく用意してくれたケーキも一口だけしか食べなくて、
コーヒーだって冷めちゃって。
なんだか申し訳ない。
「ケーキ、まだ食べる?」
「はい」
差し出された紙皿を受け取って、口にパクパクと入れる。
泣いておなかがすいたのかも。
今度は素直においしかった。