【完結】─続─泣き虫姫のご主人様






 どうしたんだろう。


 なんて考えちゃうほど、あたしだって鈍くない。




 滅多に働かない女の勘が疼いた。




 ニヤリ。


 何だか、あたしの相談だったはずなのに、今から雛の尋問が始まりそう……。





 ふふふ。



 澪は久しぶりに楽しくなって、思わず笑みを零した。









 こういう時、女子に生まれてよかったって思う。



 絶対、盛り上がれるし。







 雛子は相変わらず、真っ赤になったままだった。