【完結】─続─泣き虫姫のご主人様






「だっ、駄目だよ…こんな所でっ……」





「駄目。嫌じゃなくて?」








「……う゛っ」



 痛い所をつかれ、澪は苦し紛れに言い訳を考える。



 たしかに。






 稚尋に触れられるのは嬉しい。



 心の奥まで暖かくなって、幸せな気持ちになる。








 でも。



 だからこそ、そんなに軽率にねだったり出来ない。





 第一、あたしからお願いなんてありえない。



 そうだと納得するように、澪は静かに瞳を閉じた。














 その瞬間、






 フワッ







 優しい香と共に、澪の体に圧迫がかかった。