この手で紡ぐ神の欠片




「…できれば声じゃなくて体を重ねたかったよ」

「黙れ変態」

菜生が大声で笑っていた。

「あんたたち双子みたいっ!!」

「ハモる、イコール、双子なの?」

私は呆れるように言った。

クスクスと詠人も笑っていた。



その日の授業は
私も詠人も眠っていた。
菜生が笑いながら
ノートを貸してくれた。