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50点満点中で
11点の数学テストと
14点の理科のテスト。
学校の休み時間、
私は自分の机に座り
自分の目の前でヒラヒラさせていた。
「超悪いし…」
理数系とか滅びろ、と
よくありそうな感じに呟く。
「なになにぃーっ!?うわっヤバくね!?」
菜生が私の手からテストを奪い
点数を見るなり口にした。
「珠輝死んだね」
「でしょ?つかアタシ勉強してねぇし」
茶色の髪に指を絡ませた。
勉強と言えば、
気紛れに神話の本を読んだぐらいか。
神話から呼び出して、
頭の良い神様に
教えて貰うことも考えたが――
「珠輝点数悪いな、僕と手取り足取り恋の勉強でもするかい?」



