「矢央、お前に話しがある」


矢央が部屋で、永倉、藤堂と三人で話しているところに会議を終えた土方が顔を見せた。


キョトンとする矢央の隣では、土方を睨む永倉がいる。


「お話…って?」

「俺の部屋に来い。 此処では邪魔が入りかねないからな」


そう言った土方は永倉を見下ろし、直ぐに体の向きを変え部屋に向かう。


土方の発言に気まずくなる藤堂は、とりあえず矢央に土方の部屋へ行くようにと促した。


それに従い部屋を出て行こうとした矢央の耳に、永倉の舌打ちが聞こえ、疑問に思いながらも部屋を後にするのだった。



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