『構わない。俺を殺すチャンスがあるなら、殺したければいつでも殺して構わない。まあ、そんな隙などあるわけないがな』


上山翔はそう言って、相沢誠也の手を引き立ち上がらせた。


『ふん…。ところでこの島の謎って?』


相沢誠也は気になることを尋ねた。


『気づかないか?この島の至るところにカメラが仕掛けられている事に…』


辺りを見回しながら、上山翔は告げた。


『カ、カメラだと…?』


相沢誠也は驚いた。


『何のためにカメラが必要なのか…』


上山翔がそう言うと、相沢誠也はハッと閃いた。


『俺たちを監視するため?』


相沢誠也は閃いた事を口にした。