『君みたいな子供がこんな島に連れて来られて、怖く…怖くないの?』 橘玲子は気になった事を尋ねた。 『子供扱いしないで欲しいなー。怖くなんてないさ、こんな島なんか怖くなんて全然ないさ』 少年はあっさりと答えた。 『強いんだね』 橘玲子がそう言うと少年は鼻で笑った。 『ねぇ、お姉さんの名前は?』 少年は橘玲子に尋ねた。 『橘玲子…君は?』 橘玲子は少年に名前を尋ねた。 『俺は伊崎公太(イサキコウタ)。ねぇ、玲子…あっちに行こうよ』 伊崎公太は橘玲子の手を引きさっさと歩きだした。