『大有りだ。確かに霧雨幻十郎の血を引く者がリーダーになるのが1番だが、この小娘に希来夢のリーダーとしての器があるのか?』


上山翔がそう言うと、杏菜は鼻で笑った。


『何がおかしい?』


そんな杏菜に上山翔はイラっとした。


『だったら、あなたにその器があるのかな?』


杏菜は生意気な口調で尋ねた。


『何!!』


上山翔は杏菜を睨みつけながら歩み寄った。


『待ちや、翔』


そんな上山翔を四季神時也は止めに入った。


『あたしも納得いかないわ』


水無月あおいも上山翔の意見に賛同した。