『れ、玲子!!公太!!時也さーん!!』


修二は大声で3人の名前を叫んだ。


しかし、返事はどこからも返ってなどは来なかった。


『一体何が…』


亮は額から汗を流しながら辺りを見回した。


ガタッ…。


そんな時、鍾乳石のカケラが崩れ落ちた。


鍾乳石のカケラが崩れ落ちたと同時に、3人は無数の気配を感じた。


3人が無数の気配を感じたのと同時に、無数の黒ずくめの男たちがライフルや拳銃を構えながら姿を見せた。


そして無数の黒ずくめたちは3人を取り囲んだ。


3人はスーッと静かに両手を上に上げた。


『黒ずくめ…。鍾乳洞の中まで追って来やがったのか…ということは、上山翔は…くっ…』


相沢誠也は悔しそうに唇を噛んだ。