『わかった。じゃあ…怜子、時也さん公太のことお願いします。行こう、亮さん…それと…』


修二はそう言いながら、相沢誠也の方を見た。


『相沢誠也だ!!』


相沢誠也は名前を名乗った。


『誠也さん、行きましょう』


修二がそう告げると、相沢誠也は深く頷きを見せた。


そして、修二と亮と相沢誠也は狭く深い穴に屈んで入って行った。


四季神時也と橘怜子は、病状の悪化している公太のそばに付きっ切りで看病した。


修二たちが向かった穴の先には一体何が待ち受けているのか…


この島の謎がそこにあるのかさえわからないまま…


ただ先へと進んだのだった。