恋時雨~恋、ときどき、涙~

灰皿の下に、手紙があったからだ。


健ちゃんが書いたのだろうか。


まさか。


だって、今日、わたしがアパートに来る事は知らないはずだ。


誰だろうか。


初めて見る文字体ではなかった。


うっすらと、記憶にあるきれいな文字体だった。


少し、緊張した。


でも、そこまで深く考えることもせずに、わたしはそれを手にした。