――灰皿も壊してやった。 灰皿……も……? 「灰皿もって…。他に何をした?」 鋭い僕の質問に、かんなはそれまでの勢いをなくして閉口する。 「かんな!」 大きな声でかんなの名を呼ぶと、僕の視界の隅に、ビクリと身体を震わせるかんなが映る。 「もういいじゃない!そんなことっ!」 そう泣き叫びながら。 「かんな!!」