天使になれなかった。のレビュー一覧
4.7
「世界を壊してみたくない?」 汚れた理不尽な世界で、それはあまりに魅力的な言葉だった。 * 少女は世界に絶望していたから。 少年もまた、世界に絶望していたから。 共鳴したのだ。 この世界を壊す理由なんて、それだけで充分だった。 * 哀しいとは違う、胸を心を抉るような痛みがひたすらに切なくて。この世の底辺を垣間見たような気がしました。 結末は、果たして彼らを幸せにしたのだろうか。 ぜひご一読を。
「世界を壊してみたくない?」
汚れた理不尽な世界で、それはあまりに魅力的な言葉だった。
*
少女は世界に絶望していたから。
少年もまた、世界に絶望していたから。
共鳴したのだ。
この世界を壊す理由なんて、それだけで充分だった。
*
哀しいとは違う、胸を心を抉るような痛みがひたすらに切なくて。この世の底辺を垣間見たような気がしました。
結末は、果たして彼らを幸せにしたのだろうか。
ぜひご一読を。
子宮から産み落とされた瞬間は、みんな等しい。
でも周りの大人、環境によって赤子達には落差が生まれる。
藍は闇の中にいた
いくら叫んでも誰にも届かない
でも叫ばずにはいられない現実
声が枯れても叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ
そしてそんな藍と同じように、ただひたすら闇の中で叫んでいた凛羽。
2人が出逢い共に同じ目的を持つことによって、世界は動く。
「世界を壊してみたくない?」
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中学生の頃から何十回も読みました。
何度読んでも良くも悪くも心をえぐられる、そんな物語です。
Syuさんの紡ぐ文字はひとつひとつが音符のようで、なんの抵抗もなく身体に染み込みます。
この作品はもちろん、他の作品もぜひ、読んでみてください。
内容は壮絶だけど読み終わるとなんか すかっとしました。 私はこの小説すきです。
内容は壮絶だけど読み終わるとなんか すかっとしました。
私はこの小説すきです。
読後に残った不思議な感情……この想いをなんと表現したらいいのか、うまく説明ができない。 悲しくはない。決して悲しくはないんです。ただ少し痛くて、苦しいくらいせつなかった。 夢を叶えた彼は、それで救われたんだろうか? そもそも何が彼と彼女にとって救いだったのだろうか? 独特の語り口と世界観が、好きです。
読後に残った不思議な感情……この想いをなんと表現したらいいのか、うまく説明ができない。
悲しくはない。決して悲しくはないんです。ただ少し痛くて、苦しいくらいせつなかった。
夢を叶えた彼は、それで救われたんだろうか?
そもそも何が彼と彼女にとって救いだったのだろうか?
独特の語り口と世界観が、好きです。
「感動した」なんて、そんな言葉だけじゃ伝えきれない。
笑顔の裏に隠された心の傷も、誰も気付かない心の叫びも。
この二人だから解り合えた。
この二人だから、同情の言葉なんて要らなかった。
誰もが感じる日常の苛立ちや矛盾、苦しみや辛さを包み込んでくれているかのような、暖かくも涙なしでは読めない作品でした。
どんなにあらがおうとも、世界は我々を圧制する。 彼は世界に何を伝えようとしたのか。 繊細な世界描写に、息詰まる程の物語の展開。 現実と虚構の狭間に、垣間見える真実。 どうです、貴方も読みませんか? この方、最強です。 私も読みきれてないので、 自信のある方に読んで頂きたいと思います。
どんなにあらがおうとも、世界は我々を圧制する。
彼は世界に何を伝えようとしたのか。
繊細な世界描写に、息詰まる程の物語の展開。
現実と虚構の狭間に、垣間見える真実。
どうです、貴方も読みませんか?
この方、最強です。
私も読みきれてないので、
自信のある方に読んで頂きたいと思います。
凄い、としか言いようがない位でございます。 若い頃に読んでいたらきっと、理解は出来なかったでしょう。 今この時に、この作品に出逢えて本当に良かったと思えます。 過激と言えば過激ですが。 もしかしたら『普通』とも言える様な、世界。 とにかく凄い、としか。
凄い、としか言いようがない位でございます。
若い頃に読んでいたらきっと、理解は出来なかったでしょう。
今この時に、この作品に出逢えて本当に良かったと思えます。
過激と言えば過激ですが。
もしかしたら『普通』とも言える様な、世界。
とにかく凄い、としか。
器用に、でも不器用に。
汚れながら、でも本当に大事な部分は浸蝕されないように。
何とも言い難い
汚く醜く腐った世界に生きるからこそ
分かる儚い美しさ
細やかに描かれた独特の世界観です。
丁寧で詩的な風景描写に、虚無感を漂わせる主人公の行為。
まるで矛盾する行為が一層、映像を鮮明なものにする。
この世の価値観に疑念を抱き、考えされられる。
文字が放つ風景とモノクロの心情に戯れてみては?
怒りや悲しみを超えた絶望感に晒されるしかなくて コールタールみたいに澱んだ世界しか目に映らなくなった時に 同種の匂いを持つ人間に出会ったら 無言で同士の手を取るのは、ごく自然 主人公の少女【藍】と、とある計画のパートナー【凛羽】の関係は、砂糖菓子のクズ程も甘くないけれど、その代わりとても澄んでいる。 あまり表向きに書かれていないメッセージや作品テーマを、Syuさんの尖った感性で書かれた文章から肌で感じ取るのが、一番この作品を読むのにいい読み方だと思います。 桜井亜美や、JTリロイの世界観が好きな人にはオススメ。 ただ、少々過激な部分もありますので、過激な描写が苦手な方はご注意を。
怒りや悲しみを超えた絶望感に晒されるしかなくて
コールタールみたいに澱んだ世界しか目に映らなくなった時に
同種の匂いを持つ人間に出会ったら
無言で同士の手を取るのは、ごく自然
主人公の少女【藍】と、とある計画のパートナー【凛羽】の関係は、砂糖菓子のクズ程も甘くないけれど、その代わりとても澄んでいる。
あまり表向きに書かれていないメッセージや作品テーマを、Syuさんの尖った感性で書かれた文章から肌で感じ取るのが、一番この作品を読むのにいい読み方だと思います。
桜井亜美や、JTリロイの世界観が好きな人にはオススメ。
ただ、少々過激な部分もありますので、過激な描写が苦手な方はご注意を。
