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卯月心
【会員番号】2186
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レビュー一覧
2010/10/31 15:54
お見事!
丁寧な下調べに基づいた設定に、作者のこの作品への愛情が滲み出ています。
魅力的な多くの登場人物とそれらにまつわる逸話、そして大筋の掛け合い。
丁寧に仕掛けられた伏線をこれまた丁寧に回収していく様は、初心への回帰を私にも促してくれる。
長大でありながら、爽やかな読後感を読む側の心情の起伏と共に是非とも味わって欲しい。
臆することなく、まずは一頁目を開くことをお薦めいたします。
丁寧な下調べに基づいた設定に、作者のこの作品への愛情が滲み出ています。
魅力的な多くの登場人物とそれらにまつわる逸話、そして大筋の掛け合い。
丁寧に仕掛けられた伏線をこれまた丁寧に回収していく様は、初心への回帰を私にも促してくれる。
長大でありながら、爽やかな読後感を読む側の心情の起伏と共に是非とも味わって欲しい。
臆することなく、まずは一頁目を開くことをお薦めいたします。
2010/06/01 18:45
それはとても目映い
ヒロインの指が躍動し、紡ぎ出されたコードの上に彼女の声が輝く。
それは照明より眩しく、その目映さを以て聴く者の心の深淵を揺さぶるのだ。
これは作中のクライマックスを読んだ後の感想なのだが、それに至るヒロインと彼女に魅せられた者たちのドラマが過不足なく描かれている。
かつて自分も感じていたであろう青春時代を思い出して、苦くもあり懐かしくも感じた。
……そして。
何かに没頭することの素晴らしさと、それに年齢が関係しないことを改めて思わせてくれた。
夢を諦めかけている人、既に諦めてしまった人、双方とも読んで欲しい。
人間の可能性に終わりは無いのだ、そう思わせてくれるであろう。
最後に。
是非とも映像で見てみたい。
ヒロインの指が躍動し、紡ぎ出されたコードの上に彼女の声が輝く。
それは照明より眩しく、その目映さを以て聴く者の心の深淵を揺さぶるのだ。
これは作中のクライマックスを読んだ後の感想なのだが、それに至るヒロインと彼女に魅せられた者たちのドラマが過不足なく描かれている。
かつて自分も感じていたであろう青春時代を思い出して、苦くもあり懐かしくも感じた。
……そして。
何かに没頭することの素晴らしさと、それに年齢が関係しないことを改めて思わせてくれた。
夢を諦めかけている人、既に諦めてしまった人、双方とも読んで欲しい。
人間の可能性に終わりは無いのだ、そう思わせてくれるであろう。
最後に。
是非とも映像で見てみたい。
2010/04/19 16:40
やや硬質ではあるが……
その表現する文体が硬質であろうが、下地となる物語の筋と設定、細かなディテールがはきとして明確である場合は、それが硬質な表現方法であろうとも読み進める手を止めることは出来ない。
筆者の様々な経験・知識・見識、その上に成り立つストーリーが読み進める上で与えられし1ピースに色彩を投じていく。
当サイトに筆者が参加し始めた頃から追い掛けている人間としては、その進化というべき内容の整理の行き届いた様は、読んでいて心地よささえ感じてしまう。
推敲を経た更なる物語の昇華と、次作への期待が待ち遠しい、そんな気持ちにさせる重厚な作品。
お子様要素皆無という意味でR指定な作品である。
本格的な人間ドラマを刮目して読むべし!
その表現する文体が硬質であろうが、下地となる物語の筋と設定、細かなディテールがはきとして明確である場合は、それが硬質な表現方法であろうとも読み進める手を止めることは出来ない。
筆者の様々な経験・知識・見識、その上に成り立つストーリーが読み進める上で与えられし1ピースに色彩を投じていく。
当サイトに筆者が参加し始めた頃から追い掛けている人間としては、その進化というべき内容の整理の行き届いた様は、読んでいて心地よささえ感じてしまう。
推敲を経た更なる物語の昇華と、次作への期待が待ち遠しい、そんな気持ちにさせる重厚な作品。
お子様要素皆無という意味でR指定な作品である。
本格的な人間ドラマを刮目して読むべし!
2009/07/27 04:11
ネタバレ
純朴にして…
爽やかな読後感でした。
主人公の純朴な性格がよく伝わってきて、この世知辛い昨今に爽やかな風を吹き込んでくれたような気がします。
決して堅苦しい文章ではなくて、身近な、それでいて温和な気持ちになれました。
作者様の性格が滲み出た優しい作品。
2009/05/03 12:40
もどかしさが心地好い
主人公の心情の移り変わりがとてももどかしい。
けれど、そのもどかしさに心地好いものを感じてしまうのです。
人は時を経て打算というものを覚えていきますが、ヒロインは寧ろ打算的だったというよりは、恋に対して無知で幼すぎた。
だからこそ、本当に愛しい人だと気付いた時には戸惑いを隠せない。
そのもどかしさが心地好いのです。
その、年頃の揺れ動く気持ちを細やかなディテールとリズム感のあるセリフ回しが彩っていく。
同世代の女の子にも、勿論男の子にも、そしてその年代を通り過ぎた年代の人達にも是非とも読んでもらいたい。
主人公の心情の移り変わりがとてももどかしい。
けれど、そのもどかしさに心地好いものを感じてしまうのです。
人は時を経て打算というものを覚えていきますが、ヒロインは寧ろ打算的だったというよりは、恋に対して無知で幼すぎた。
だからこそ、本当に愛しい人だと気付いた時には戸惑いを隠せない。
そのもどかしさが心地好いのです。
その、年頃の揺れ動く気持ちを細やかなディテールとリズム感のあるセリフ回しが彩っていく。
同世代の女の子にも、勿論男の子にも、そしてその年代を通り過ぎた年代の人達にも是非とも読んでもらいたい。