そして捜査の結果、B県の別荘地で西本の携帯の電波を受信。
春代や山室に心当たりを訊いたところ、春代の名義で購入した別荘が浮かんだ。
「その別荘で西本は死んでいたそうよ」
別荘の駐車場からは西本が運転してきた車も見つかった。
「死因はなんだ」
「毒物による中毒死。青酸カリよ」
「西本が所有してる別荘は他にもあるのか」
「一件だけよ」
「別荘が春代名義になってたのは?」
「税金対策のためのアレコレといった理由ね」
「内々の捜索で山室はどうしてすぐに別荘に行かなかったんだ?」
「まさかこんな時にと、思い浮かばなかったそうよ」
「ふぅん…」
達郎は唇を尖らせた。
「レミは現場を見たのか?」
あたしはうなずいた。
死んだのが疑惑を抱えた政治家だけに事件性も考えられる。
捜査一課に出動要請が来たのは考えられる流れだった。
「現場を見てどう思った?」
達郎の口調には明らかに疑いの色があった。
春代や山室に心当たりを訊いたところ、春代の名義で購入した別荘が浮かんだ。
「その別荘で西本は死んでいたそうよ」
別荘の駐車場からは西本が運転してきた車も見つかった。
「死因はなんだ」
「毒物による中毒死。青酸カリよ」
「西本が所有してる別荘は他にもあるのか」
「一件だけよ」
「別荘が春代名義になってたのは?」
「税金対策のためのアレコレといった理由ね」
「内々の捜索で山室はどうしてすぐに別荘に行かなかったんだ?」
「まさかこんな時にと、思い浮かばなかったそうよ」
「ふぅん…」
達郎は唇を尖らせた。
「レミは現場を見たのか?」
あたしはうなずいた。
死んだのが疑惑を抱えた政治家だけに事件性も考えられる。
捜査一課に出動要請が来たのは考えられる流れだった。
「現場を見てどう思った?」
達郎の口調には明らかに疑いの色があった。


