なんとなく居心地が悪くなって、三本目の煙草にお出まし願った。 吐き出す煙が目に染みる。 『さて、そろそろ出発しようかのぉ。今宵はおぬしのおかげで非常に有意義じゃったわい。有難うよう。それでは達者でなぁ』 ぽちゃんっ。 しぶきをひとつあげて、沈み込んだ木魚はそれから二度と姿を現すことはなかった。