考え事をしているうち、いつの間にか、俺は眠っていた。 真っ白な空間の中に、俺がただ1人。 出口を探すが、どこにもない。 だけど、暖かい空気が前方から流れる。 だけど、進めど進めど、変わらない・・・ 「・・・・んっ、 ・・・・トさんっ、 ヒロトさん!」 名前を呼ばれ、ハッと目が覚めた。 「大丈夫? なんだか苦しそうだったから」 ベッドの傍に、彼女がいた。