目覚めると、白い天井、 腕には点滴、頭には包帯。 どうやら病院のようだ。 俺の手を細く柔らかい手が握っていた。 肩より少し短めの 柔らかそうな髪、 吸い込まれそうな ハッキリとした瞳。 その女性が、 俺に向かって 何か言ってる。 ヒロト・・・ 誰だそいつ? 俺の顔を見て、必死にその名を呼んでいる。 俺の名前なのか?