真ん中が白の薔薇、周りには金のモチーフ。 彼女のバレッタだった・・・ 俺は、それを拾い上げ、 晃一さんに連絡を入れるため、1階へ降りた。 智哉は、部屋の前から少し離れ、 階段の踊り場で部屋の様子を窺っていた。 「クソッ! 何で出ねぇんだ!」 こんな時に限って、晃一さんの携帯が繋がらない! 念のため、 田中さんの携帯にも連絡すると、 すぐに繋がり、事の全てを話し、 晃一さんに連絡を取ってもらうよう頼んだ。 そして、智哉がいる踊り場に行き、しばらく2人で様子を窺った。