何か、話したげな様子の紅実ちゃんだったので、 「先輩っ、10分くらい、そこの公園にいます」 先輩に声をかけ、紅実ちゃんと、公園に向かった。 ベンチに座り、紅実ちゃんが、話を始めた。 「啓人兄ちゃん・・・・ 今日、毬子お姉ちゃんの婚約の日なんでしょ?・・・」 「・・・あぁ、そうだね・・・」 「啓人兄ちゃん、昨日ね、毬子お姉ちゃんと会ったの」 「・・・そうなんだ・・・元気そうだった?」 「・・・・あんまり・・・いつものお姉ちゃんじゃなかった・・・」 紅実ちゃんの表情は、曇っていた。