毎日毎日沢山のものを持っていってみても、美音の一番はわからない。 「本も違うし絵も違うし…。ゲームも違ぇしなぁ…料理も違ったしなぁ」 なにが、好きなんだろう 美音が好きなもの 美音が、好きなもの 美音が、 「そうだ!」 俺はある場所へ車椅子を走らせた。 「美ー音っ」 《嬉しそうだね》 ニコニコしながら病室に入ってきた俺を訝しげに見る。