「天気、いいなー!」 頭上に広がる青空を目を細めて見上げる 《そうだね》 美音の涙を見て1週間。 そして、あの愛の告白的なものをしてからも1週間。 外界とあまり接していないせいかそうゆうことに鈍い美音は全く気づいてないからまだ良いけど。 よく、あんなこと言ったな。俺。 「あぁぁぁあー…」 悲痛の叫びが口から漏れると美音が心配そうに覗き込んできた。 《大丈夫?》 「………うん」 君が理由なんだけど。