花壇に着くと、彼から鉢を受け取った。 「よし、植えようぜ!」 土に手を伸ばすと彼にその手を捕まれる。 「美音、手が汚れんじゃん。俺がやるから美音待ってて」 ダメ!というような顔を横に振られる。 《貴方も、汚れるよ》 「俺、いっつもサッカーの所為で泥だらけだったし!」 変わんねー、と笑う貴方。 泥だらけになって、サッカーをしながら友達と笑ってる貴方が想像できる、よ、 あたしはもう、翼があった頃のあたしなんか思い出すこともできないのに、