彼が行くと、妙にほっとする。 ……あたしは貴方と前の関係のままでよかった、 屋上で会うたびに睨んできて、会話もしなくて、したとしても怒りのぶつけ合い。 その方が、よかっ、た 深い関係にならないで済むもの なのに、ねぇ何で? 花をくれたり 会話をしようとしてくれたり 毎日会いにきてくれたり 名前で呼んでくれたり …………笑いかけてくれたり、 今の貴方の姿はキラキラ輝きすぎて、眩しいの あたしはそんな姿みたくない 必死な、翼を求めて必死な姿なんか あたしは見たくない