「リハビリ、ちゃんと始めるようにしたんだ。」 俺は 「このまま逃げてちゃいけねぇなー、って思って」 その時 「美音が背中、」 美音が 「押してくれたんだぜ?」 顔を強張らせていたことに 「だから、俺こそありがとな!」 気付かなかった。 あ、と手を叩きもう一つの存在を思い出した。 「俺わかんねぇから、おばちゃんに選んでもらったんだけどさ」 大きな包みから一つの鉢を取り出す。