頭を上げると、俺をじっと見つめる彼女が立っていた。 「………」 彼女はまず点滴を指差し、次に俺を差し、違うとでもいうように頭を横に振った。 「俺の…所為じゃ…ない?」 こくりと頷かれるが心の淀みは消えない。 「…っ違う!俺の……」 所為だ、と続けようとしたが彼女がまた何かを伝えようとしたので口を閉じる。 だけど今度は複雑でなかなか分からない。 何回も繰り返してくれるけど、全然わかんね…… その時、俺はある存在を思い出した。