『美音と対等になるなら全国ぐらい行かなきゃ』

『瀬那くん?そんな軽々と』

『俺も全国に行かないぐらいの地元で収まるような男には美音は渡せないな』

『……っ!行くに決まってんだろっ』

『ん、まあ頑張って』



あれは瀬那なりの応援。



瀬那と、最高のライバルと約束したことだからこそ絶対に守ってやる。




「祐樹っ!パスっ!」

「もうちょっと前行け!!出すから!!」




この青い空の下なら負ける気がしないんだ。