はっ、と気付いたら屋上はさっきの騒動なんてなかったかのように静寂で、 いつもの看護婦さんが迎えにきてくれた。 「…あの子は…っ!?」 「今、ちゃんと先生たちが診てくれてるわ。だから…っ」 「目…っ、覚ましたんですか?」 「………大丈夫よ、」 目を逸らされたことから、まだ覚ましてないことがわかる。 あの時の自分が憎くてたまんなかった。 「八つ当り…だよ、あんなの」 「川嶋くん?」 「俺のくだらねぇ八つ当りのせいで…っあの子は!」 死ンジャウカモシレナインダ