「さやかさんなら分かっていたと思うんです」 美音が大好きな“お姉ちゃん”との約束だから、どんなことをしてでも絶対に守ると。 それが、どんなに美音自身を傷付けるとしても。 「そんな約束…」 するはずがない、と俺はどこかで望んでいたのかもしれない。 だけど、どうしてもさやかさんが自ら美音を追い込むようなことしない気がしてならない。 俯いた顔を上げて、墓石を見つめる。 「今日はそれを確かめに来ました」