腕を引かれ、引き寄せられてあたしは瀬那の腕の中に収まる。 「『俺も探したいし、会いたいし、抱き締めたい』」 ……瀬那? 「『だけど、約束しちゃったから』」 ……ねえ、何を言ってるの? 「『あの空で待ってて、って』」 ねえ、瀬那。 「『だから、まずは俺が飛ばなきゃ。美音が飛べた時、俺が翼をバタつかせるぐらいしかできないなんて格好悪いだろ?』」 「……美音、あいつは自分の為に…いや美音の為に空に行ったよ」