くいっ、と祐樹の裾を引っ張って振り向く彼に


「み…の?」


今までで一番優しいキスをした。



少し触れるだけだけど、伝わりましたか?


あたしの、貴方への想い。



「どどどどうしたんだよ」


貴方の翼はあの大空を飛びたがっているから


祐樹、祐樹は後ろを見ないで前だけ向いて?





“ばいばい”