帰ると、こっぴどく先生たちに怒られた。 それも祐樹とこっそり視線を交わし合いながら笑って過ごしたけれど。 「やべー、先生たち怖かったな!」 近くにある注射器で刺されるかと思ったものね。 「リハビリ時間、増やすってさー…怖ぇよなあ」 二歩先を歩く祐樹の背中が滲んでくる。 もうちょっと、もうちょっとだけ我慢。 祐樹の服の裾を引っ張り、上を指差す。 「屋上行きたいのか?」 こくり、と頷いて祐樹をじっと見つめる。 「うし、行くか」 あたしと貴方の始まりの場所へ。