軽く祐樹の胸にポスッ、と収まる。 「みみみみみの!?」 焦っているのが頭の上から感じ取れる。 ねえ、祐樹。 「……美音?」 抱き締められながら眠りたい。 視線でそう伝えれば、一層赤くなるけれど少し視線をずらして、「わかったよ」と言ってくれた。 祐樹の温もりに包まれたら、きっと幸せな夢が見れる。 ……そうしたら、祐樹のこと笑ってお見送りできるから。 祐樹、最後にかけがえのない思い出をひとつだけ、ください。