バッ、と振り返るとお母さん。 「な!」 「そーんなこと思ってんでしょー?やあねえ、男の子は。あ、はい、美音ちゃん。お風呂の後だから喉渇くでしょ?」 そう言って、麦茶を渡されるけど祐樹は隣で赤くなったまま口をパクパクしてる。 …どうしたんだろう。 「美音ちゃん、祐樹の部屋で寝る?」 こくり、と頷くと隣で祐樹がえ、と声を洩らす。 「…生き地獄」 「うっせえよ!お袋!」 はいはい、と言いながらニヤニヤ笑ってお母さんは出ていってしまった。 …なんだったんだろう。