彼をちらりと見ながら、今朝話されたことを思い出す。 『美音ちゃん、この前話した男の子、居たじゃない?あの子、リハビリを受けようとしないらしいのよー…。他の看護婦さんに聞いたんだけど美音ちゃん、彼と仲良くなったんでしょ?もし、よければ聞いてみてくれないかな。』 …いつ仲良くなったんだろう、 リハビリを受けようとしない、それは本人の意志だもの。 たとえ“仲がいいらしい”あたしが何か言っても変わらないし、 第一、伝える術がない